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【禁聞】偽外資と不法資金流出 中国は空っぽになる?

2013年02月13日

 【新唐人2013年2月14日付ニュース】数年来、多くの外国資本を引き寄せてきた中国経済に異変が現れ、最近は資本の海外流出が著しくなり、その真相も明らかになりつつあります。中国のある研究機構によると、毎年GDP の6割相当が外国資本に持ち去られています。この他、中央規律検査委員会のデータによると、中国の資金の不法流出は拡大を続け、昨年だけでも1兆ドルを突破。国際組織の報道によると、これらの海外へ流出した資金は、海外直接投資の名義で中国に戻り、政府による税収優遇を享受。結果、中国に二重の打撃を与えています。専門家は、中国が空っぽになってしまう危険があると懸念しています。

 
中国メディアは1月18日、中央規律検査委員会の内部通達を引用し、不完全なデータによると、2010年中国大陸の不法な資金流出は4,120億ドル。2011年には6,000億ドルに達し、2012年には1兆ドルを突破したと報道。なお、2013年には1兆5,000億ドル規模に達すると予想しています。
 
アメリカサウスカロライナ大学の謝田教授は、中国の不法資金流出は、流出時の直接損失以外にも、二つの面で損失をもたらしていると指摘します。
 
米サウスカロライナ大学 謝田教授
「外国投資を装って、中国に戻って来ると、税務 土地譲渡の面で、優遇を受けられます。実際 中国経済はこれで二次損失を受けることになります。これらの投資で何か生産して、利益を得れば再び海外へ移し、社会の富は三次損失を被ります」
 
また、生産した製品を輸出すれば、税金の払い戻し政策を利用して再び中国経済から搾取することが出来ます。謝教授は、これらの資金は中国の富に何度もダメージを与えるとともに、中国経済に混乱をもたらすと指摘します。
 
米サウスカロライナ大学 謝田教授
「勿論これらの資金が中国に投資されると、中国のGDPに影響を与えます。それは虚偽的に 人為的にGDPの数値を高くしています。中国経済に与える影響は実際は欺瞞的なものです」
 
アメリカ政府系の海外向け放送、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は、中国の資金は主に以下の方法で流出していると伝えています。直接現金を携帯して出国するほか、オフショア金融センターに会社を設立、偽の輸出入帳簿を作成、およびその他の秘密の振替方法などです。
 
謝教授によると、中国国内の企業が海外で資産を購入する際、10倍以上高い価格で虚偽の申告をした後、中国共産党の官僚と共謀し、融資を受けます。このような形による国有銀行の資金流出もしばしば発生しています。この他、特許買取りの方法で資産を流出させることもよくみられる手口です。
 
データによると、新指導者・習近平氏が政権を掌握後、中国の腐敗官僚の海外への資金持ち逃げにさらに拍車がかかっています。
 
米サウスカロライナ大学 謝田教授
「中共の権力に対し、有効的な監督を行うほか、各種の会計組織 法律体制 メディアによる共同監督をしない場合、この点を根絶することは難しく、体制が変わらなければ、流出が続くだけではなく、激化する可能性もあります。中共の崩壊が目に見えてくると、恐怖に駆られた腐敗官僚が自分の財産を守ろうとするため、資金流出が加速するのです」
 
上海復旦大学の沈丁立(しんちょうりつ)教授はボイス・オブ・アメリカ(VOA)に対し、中国は流血しており、中国人による資本流出はまだ一部分にすぎず、外国資本が毎年中国から持ち出す額はGDPの6割に上ると述べています。
 
著名な経済学者・何清漣(か せいれん)さんも自身の論文の中で“偽外資”の内幕について述べています。何さんは、長い間中国が導入した外資のうち、相当数が偽外資であると指摘。つまり、中国人または中国会社が資金を海外に移し、海外で会社を登録したあと、“外資”の名義で中国に戻って来るのです。
 
中国の政府部門の情報によると、“偽外資”には主に3つのタイプがあり、ひとつは香港、マカオや国外に経営の実態がある中国資本企業が発展の必要性から帰国し、外資企業として会社を設立するパターン。二つ目は、海外融資を獲得するために、海外でダミー会社を登録し自社を買収させ、“レッドチップの形で上場”する中国資本企業。三つ目は純粋なレント・シーキングの目的で、海外、特にオフショア金融センターにダミー企業を登録し、外資に変身した中国企業だそうです。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/赤平 編集/坂本 ナレーター/大口 映像編集/蒋) 

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